2011年7月9日土曜日

研修会 地域で学ぶ「認知症」 ― 楽しく予防(第1回)

7月9日(土)午前10時~12時,京都教育大学附属特別支援学校 教育棟において,「地域で学ぶ『認知症』 ― 楽しく予防(第1回)」という研修会が開催されました。
主催は藤城学区社会福祉協議会,後援は京都市深草・醍醐地域介護予防推進センターと京都市深草南部地域包括支援センターでした。


少子長寿化が進展し,京都市では平成21年3月に「第4期京都市民長寿すこやかプラン」を策定し,基本理念として「高齢者一人ひとりが,自らの意思に基づき,住み慣れた地域でいきいきと健やかに暮らせる社会の構築」を掲げています。
30年後には,認知症の方が385万人(65歳以上の10人に1人)になると予想されています。

今回の研修会は,認知症は予防できることを学び,地域の多くの方に認知症に対する知識を持ってもらい,温かく見守ることができる地域づくりをしていくことを目的に開催されました。



京都市深草・醍醐地域介護予防推進センターのスーパーバイザー 内藤隆氏を講師に迎え「認知症と物忘れの違い」の講義を受けました。認知症は,心の病気ではなく脳の病気で,約100種類もの症状によるタイプがあり,早期発見による鑑別により早期治療をすることで,治る認知症があることや進行を遅らせることができることを学びました。

講義が進み,自分に当てはまることや,知り合いの高齢者の方に思い当たるふしがあり,食生活などの生活スタイルを考えさせられました。


休憩の後,皆で楽しく活脳ゲームを行いました。
「健康すこやか学級」でも同じようなゲームを行っていますので,多くの皆様の参加をお待ちしています。

認知症クイズをしてみてください。

普通の老化で起こるのか(物忘れ),認知症の症状で起こるのか,どちらでしょうか。

1. 犬やリンゴのような,よく知っているものの言葉がでてこない。
2. 話している相手の人の名前を忘れていて,あとから思い出す。
3. 広い駐車場のどこに駐車したか思い出せない。
4. 冷蔵庫から財布が出てくるといったように,失くしたものがとても意外なところから出てくる。
5. 作った料理を忘れていて,食卓に出さない。
6. 料理を自分で作ったのに,作ったこと自体を忘れる。
7. 知らないところに行くと,道が分からなくなる。
8. 真夏なのにコートを着て出かける。
9. 数カ月の間に人が変ったように怒りっぽい性格になる。
10.ケーキ等を腐らせるほどたくさん買ってくる。

解答:(認知症) 1,4,6,8,9,10
(物忘れ) 2,3,5,7

介護相談や生活上のお困り事などあれば,
「京都市深草南部地域包括支援センター」
電話 645-0322 Fax 645-2336 までご相談ください。